川 井 昭 夫/カワイアキオ
2006年11月2日[火]−12月16日[土]

 
 1970年代末、ミニマリズムへの独自の返答として、麻布の色に限りなく近づくように絵具を混色して麻布に塗りこんでいく作品を発表。こうした作品において、絵具は麻と同色となることによって色彩としての意味を失いその物質性が際立ち、かえって支持体である麻の植物としてのテクスチャーを際立たせることにも成功した。以後板の木目を忠実になぞり、描かれた痕跡をなくした作品を発表。続いて草の葉を取り込んだ画像を同じように忠実になぞる作品も発表し、作品に残る人為的痕跡を問題にし続けている。また、自然の草に手を加え、円形をなして地面から生えているように配置して、人為性が顕わになるか成らないかの境目の形態をつくり出すインスタレーションなどを手がけ、植物との関係性をさまざまな手法で作品に反映させている。現在富山県在住。(2003年みどりのちから 日本近現代絵画にみる植物の表現 カタログより)
 今回は近年取り組んでいる「叢」のシリーズの発表。パネルに油彩、そしてポリエステル樹脂を用い、草を写実的に描き静思感を漂わす絵画を数点展示する。
  
Photo painting「叢06-9.26」左  Photo painting「叢06-10.12」右
  
Photo painting「叢06-26」
ポリエステル樹脂パネルに油彩・ミクストメディア 2006 16×15cm
Photo painting「叢06-31.5」
ポリエステル樹脂パネルに油彩・ミクストメディア 2006 14×14cm
Photo painting「叢06-8」
ポリエステル樹脂パネルに油彩・ミクストメディア 2006 11.2×11.8cm
Photo painting「叢06-10.12」
ポリエステル樹脂パネルに油彩・ミクストメディア 2006 22.6×22.6cm
 
作家略歴 1990年ー
1948 石川県羽咋市に生まれる
個展
2005 ギャラリー 16(京都)
2004 元麻布画廊(富山市)
2002 CONCEPT SPACE(群馬県渋川市)
2001 土の花(福井県南条町)
2000 INFORMギャラリー( 金沢) NAF 名古屋市民ギャラリー
1998 INFORMギャラリー( 金沢)
1997 INFORMギャラリー( 金沢)
1996 ギャルリ−・プス(東京) INFORMギャラリー( 金沢)
1993 ギャルリ−・プス(東京)
{ ART SCENE TOYAMA vol.1 川井昭夫} 富山市民プラザ アートギャラリー
1992 {インスタレーション・ 野積} 尾久拓二氏山の庵(婦負郡八尾町)
1991 インターナショナルアートギャラリー(金沢) ギャラリーNOW(富山)
ギャルリー・プス(東京) {風に吹かれる木の葉} アートハウスギャラリー(福井)
1990 {表相の為事}ギヤラリー16(京都) {Drawing on the linen} AZ COLLECTION (富山)
グループ展
2003 みどりのちから『日本近現代絵画にみる植物表現』群馬県立館林美術館
橿尾正次・川井昭夫『植物的』(金沢市民芸術村アート工房)金沢市
2002 NOZUMI-SIO 2002(原山舎)石川県羽咋郡志雄町
2001 NOZUMI-SIO 2001(原山舎)石川県羽咋郡志雄町
2000 川井昭夫・木下晋 collaboration vol.1<記憶ー時間>(KAWAI AKIO HARA STUDIO) 石川県羽咋郡志雄町原
1998 「追悼:津山昌」 加賀谷武・川井昭夫展(砺波市立美術館市民ギャラリー) 野積記'98 富山市
1996 野積記'96 (赤石集落・尾久家)八尾町
1995 '95富山の美術(富山県立近代美術館)
野積記・夏(尾久家)八尾町布谷
1994 ART EDGE '94(富山市舞台芸術パーク)
野積記(尾久家)八尾町布谷
1990 アート・イベント砺波'90[ 加賀谷武・川井昭夫] 企画:津山昌(ART SPACE TONAMI)
'90富山の美術(富山県立近代美術館) アートナウ'90(ART NOW)富山市
変容の眼差し1+6(ART SPSCE TONAMI)
1992 オマージュ津山昌展 (ART SPSCE TONAMI)
1991 '91富山の美術 (富山県立近代美術館)