Mitake Isa 三 嶽 伊 紗 −真昼の位相ー

 
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プレスリリース
  2002年2月(京都芸術センター)2月、3月(海岸通ギャラリーCASO)での展覧会以来の個展になります。前回の二つの個展は大まかに言えば、「測距儀ー遠景の座標」というタイトルにも示されているように、芸術としての「見え方」の問題より、自身の芸術の思考基盤─芸術を感知、認識する終わりのない内省的な基準探し─の問題を呈示していました。今回もその基本的な姿勢は変わってはいないが、「真昼の位相」というタイトルになっている。このことは三嶽が2004年6月にラップランドに旅行したことが大いに影響したタイトルになっている。

 「今年、6月、ラップランドに行く。別に観たいものがある訳でなく、只、昼と夜の境界のない時間を過ごしたかっただけで、北極圏なら何処でもよかった。車を借り、半月程回ったが、まるで巡礼のようだと思う。延々とつづく昼の時間は、夜を教えてくれず、それは単に、明るい太陽が、一日、現れているだけだ。廻りつつ思う、地球が公転することを忘れたなら、此所に月のひかる夜はなく、<夜>という<言葉>は忘れ去られ、<昼>という「言葉」さえ意味をかえるのではないか。」─三嶽伊紗

 「境界線がカタチを決める」、「願わくば、モノを用い、モノの境界線を沈めたい」「モノを用いモノの存在を否定したい」「表現せずして、表現したい。ここ何年か、頭の中から離れない言葉」と言及する三嶽はより内省的になり、モノをつくることによってしか美術という世界では何も言えない、何も主張出来ないというドグマ(教義)の中で悶々としているようにさえ見える。しかしながら、この世界を体験しない限り多分、美術家、芸術家としてのより真摯な、より深遠な世界には到達しえないのでは?今回の展覧会−真昼の位相−は振り子、鈴、蜂の巣、テーブル、等をイメージとして用いた展覧会になります。
 
真昼の位相 2005 木、アクリル、鋳造した銀 75×7.5×13.5cm 部分
真昼の位相 2005 木、真鍮、時計 66×22..5×12cm 真昼の位相 2005 木、ガラスにシルクスクリーン 78×40×40cm
  
作品リスト 1.真昼の位相 2005 木、ガラスにシルクスクリーン 78×40×40cm
2.真昼の位相 2005 銀、赤い糸 164×1.3×4cm
3.真昼の位相 2005 木、アクリル、鋳造した銀 75×7.5×13.5cm
4.真昼の位相 2005 写真 84.1×118.9cm edition 5
5.真昼の位相 2005 木、樹脂石膏 88×80×18cm
6.真昼の位相 2005 楮、シリコン 197×103cm
7.真昼の位相 2005 木、真鍮、時計 66×22..5×12cm