10月27日ー11月22日 2001年
竹岡雄二は大阪国立国際美術館「主題としての美術館ー美術館をめぐる現代美術ー」(10月25日ー12月11日)、福岡市美術館「ミニマル・マキシマム」(10月23日ー11月23日)の展覧会に出展しています。ギャラリーヤマグチでの展覧会はドローイングを中心に近作を発表いたします。京都市立芸術大学卒業後1979年よりドイツ、デュッセルドルフ国立美術大学で彫刻を学び、1986年には国際的に高い評価を得ていたデュッセルドルフの画廊コンラッド・フィッシャ−での個展を契機に注目を浴びるようになる。その後、数多くの個展、グループ展をヨーロッパのギャラリー、美術館にて開催し、1992年にはベルギーのゲント美術館の館長ヤン・フート氏によりカッセル「ドキュメンタ9」で取り上げられ、1997年にはシュテュッツガルト市美術館での大規模な個展はヨーロッパでのアーティストとしての評価を不動のものにしました。

竹岡雄二の作品は既存のアートに関するアンチテーゼを常に投げかけている。初期には彫刻の置かれる台座そのものを作品化し、また、日常的に使用されている物をアートの領域にまで引き込んだ一見して講議台、仕切り壁のような作品を発表している。ドキュメンタ9、カッセルでの自動販売機の展示もその一つです。ドイツを中心にヨーロッパで活動はしているが、西洋の理論的な作品構築を目指すのではなく京都で育った彼の制作態度はその初期の作品からも日本古来の造形思考の意識は失われることなく作品に内包されている。西洋人の「日本的」でも、日本人の「西洋的」でもない独自の美意識を構築しています。作品展示にかんしては作品と作品の微妙な位置を彼は「間」という言葉を使う。巡回中の「ミニマル・マキシマム」に出品している作品「クリーン・ルーム」は「間」という言葉を一つの作品の中に内包した優れた作品の一つでしょう。

今回のギャラリーヤマグチでの展覧会は最近制作されたドローイングを中心に壁掛けの陶器で制作された作品と90年初頭の床置きの作品を展示いたします。また、同時期に竹岡雄二の作品は大阪国立国際美術館、福岡市美術館で展示されますので、合わせて御高覧ください。
作品リスト


呈示するもの 004
1998
50x70 cm


呈示するもの 011
1998
  50x70 cm


呈示するもの 007
1998 
50x70 cm


呈示するもの 012
1998
50x70 cm


呈示するもの 006
1998 
50x70 cm


呈示するもの 010
1998
50x70 cm


ウォ−ルワ−クス
2000 
陶器  
(57xφ4 cm)×2
大阪国立国際美術館サイト:                                           
福岡市美術館サイト: