光を発して像を見せるモニタが送信するイメージは、反射した光でものの形象を認識していた見方から身体感覚を遠ざける。また、繰り返し流れる画像は意味が奪われ、快い明滅のリズムへと変換されていく。 私は、動画像を液晶プロジェクター(モニタ光源)で印画紙に投射し、その光源で印画紙を感光して像(内部光学画像)を停める。トランス状況下の脳内に現れた像(内部光学現象ーカメラアイとしての網膜から切り離された形象)を描いた洞窟壁画のように。 断片化した像が重なり合い倍音のように共鳴する光。そのピクセルと化したヴェールに目を凝らすため静止と運動の間に身を置いてみる。 (作家コメント)
entropicture - 13 1200 x 1600 mm C-print (exposed to the projector) mounted with plexiglas 2009
entropicture - 10 1200 x 1600 mm C-print (exposed to the projector) mounted with plexiglas 2009