「Art Camp」の歩みは2002年に海岸通ギャラリーCASOにて京都市立芸術大学大学院による展覧会「ベクトル12」京都精華大学生による「Mixture」にはじまり、2003、2004年には関西一円の芸術大学の学生による自主的な展覧会「Art Camp in CASO」に発展しました。
 また、2005年より場所をギャラリーヤマグチクンストバウに移し、自由参加の形態から公募・選抜の方法をとり、出展作品のクオリティーの底上げを目指し、個別の空間を用意することで、より作家の意図を反映させた展示が可能になりました。そして、去年より新たに、隣接するサントリーミュージアム[天保山]のご協力を得て展示場をミュージアムの施設内にまで拡張する事になり、今年はサントリーミュージアム[天保山]の協賛を得て、サントリー賞を設けることとなりました。
 この展覧会が同世代間の交流の場となり、新たな美術の潮流が生まれる契機となることを望んでいます。
概要 Art Camp 2007
第1期 2007年7月28日(土)- 8月9日(木)
第2期 2007年8月18日(土)-  8月30日(木)
第3期 2007年9月 1日(土)- 9月13日(木)
第4期 2007年9月15日(土)- 9月27日(木)
(会期中無休11時~18時、但し各期最終日は17時迄−8月10日~17日夏期休廊)
第1会場 ギャラリーヤマグチ クンストバウ
第2会場 サントリーミュージアム [天保山]
(第4期のみ2会場の展示になります。)
主催:ギャラリーヤマグチ クンストバウ
協賛:サントリーミュージアム [天保山]
出展者

<第1期>
多鹿真紀 中井萌 今村遼佑 中西兼太 小出麻代 土手内友昭

<第2期>
谷友理子 谷本真理 絹田恵一 藤好紘沖 深江恵 山口冴子
<第3期>
辰巳嘉彦 小間井佑香 森糸沙樹 岡田聡美 大塚朝子 TOPTSIDOU OLYMPIA
<第4期>
村上滋朗 井上奈緒 CHEVALLEY CELINE 安田知司 東畠孝子 松井亜希子(会場:ギャラリーヤマグチクンストバウ) 

奧田耕司 堀園美 田辺朋宣 西田菜実 藤本絢子 矢野夏奈子 木崎健史 伊藤彩 石川直登 岸本寛興(会場:サントリーミュージアム [天保山])

画像は開催後随時アップいたします。

参加者大学名 京都市立芸術大学、京都精華大学、嵯峨芸術大学、京都造形芸術大学、成安造形大学、夙川学院短期大学、沖縄県立芸術大学
オープニングパーティー風景
 

1期 2007年7月28日(土)- 8月9日(木)
多鹿真紀 美術デザイン(夙川学院短期大学研究生) 19 x 13.5シリーズ
中井 萌 版画4回生(京都精華大学) LOOP HOLE
触れなさそうで、触れている。あいまいの狭間。(コメント)
今村 遼佑 彫刻卒業(京都市立芸術大学) テープレコーダー
中西 兼太 油画4回生(京都嵯峨芸術大学) x=0.5
小出 麻代 芸術専攻院1(京都精華大学) MN
土手内 友昭 メディアアート4回生(京都嵯峨芸術大学)
サントリー賞受賞(10月1日〜10月23日サントリーミュージアム天保山にて展示されます)
Noisy town 3
 現代美術はよくわからないけど現代の美術。平面、立体、映像。その他センサーなど様々な技術や要素を取り入れ、日本と現代社会をテーマに制作しています。みたことがあるようでない作品、みたことが全くない作品を目指して、鑑賞者が考え楽しめる余地をつくることを心がけました。(コメント)
  

第2期 2007年8月18日(土)-  8月30日(木)
谷 友理子 (京都市立芸術大学)
夜の自己主張、油彩キャンパス
ザ・ナイト・ドローイング(左)
ポテンシャルがドーン、油彩キャンパス(右)
谷本 真理 彫刻3回生(京都市立芸術大学) black figure(trump)、トランプ、マジックインキ
絹田 恵一 彫刻卒業(京都嵯峨芸術大学) Box Garden、ポリエステル樹脂(左2点)
lotus、ポリエステル樹脂、クルミ(右)
藤好 紘沖 洋画研究生(成安造形大学)
ゆがむ、白亜地、油彩
深江 恵 テキスタイル院2(京都精華大学)
living thing アクリル板、マーカー
there is #1-#4 トレーシングペーパー、鉛筆
山口 冴子 油画院2(京都市立芸術大学) laundry シナベニヤ、鉛筆、アクリル
  

第3期 2007年9月1日(土)-  9月13日(木)
森糸 沙樹  版画4回生(京都精華大学)
ポテトチップス、じょうろ、ボトル(左より)
アクリル板、メディウム、アクリル絵の具 300 x 300 x 5(各)
葉 リトグラフ ベランアルシェ紙 480 x 705 mm
大塚 朝子 彫刻院2(京都市立芸術大学)
静けさからの「へちま時間」1(左)
静けさからの「へちま時間」2(下)
静けさからの「へちま時間」3(上)
小間井 佑香 版画4回生(京都精華大学)
LINK LINE ash, LINK LINE green, LINK LINE blue(右より)
シルクスクリーン トレーシングペパー 860 x 2000 mm(各)
部分写真
岡田 聡美 芸術表現院1(京都造形芸術大学)
(ドアを叩く音)tattarrattat
タオル、タオルハンガー、ペン軸、ペン先、塗料(左)
鏡ー部分(右)
時計、塗料(左上)
金魚鉢、縫い糸、水、塗料(下)
鏡ー部分(右)
辰巳 嘉彦 洋画研究生(成安造形大学)
organic 綿布、水性ペン、ジェッソ 200 x 200 mm
フォーリースギバゴケ 綿布、水性ペン、ジェッソ 1820 x 1820 mm(左)
dot 綿布、水性ペン、ジェッソ 900 x 900 mm(右)
トプシドウ・オリンピア/Toptsidou Olympia
院2(京都市立芸術大学)

the dream of hairy Panty-Panty
deam 映像 サイズ可変 2分30秒
dreamer オブジェ 1430 x 870 x 500 mm
 

第4期 2007年9月15日(土)- 9月27日(木)
第1会場 ギャラリーヤマグチ クンストバウ

安田 知司 油画4回生(京都嵯峨芸術大学)
「ギフト」 キャンパスに油彩(右)
「クニ」 木材、砂、樹脂、針金、顔料(左)
「systematic」(手前、部分) コンクリートパネル、砂、樹脂、針金
井上 奈緒 芸術表現院2(京都造形芸術大学)
「ネムリヒメ」 (インスタレーション #1 2 3) mixed media
「ネムリヒメ」 #2(対の一部) 木、柿渋、半紙、ペン、漆、線香、マッチ、顔料、蜜蝋
セバリー・セリーヌ/Chevalley Celine 陶芸院1(京都精華大学)
「新伊万里」 インスタレーション
「新伊万里」 壺、お茶碗、お皿、徳利、花器(左より)
東畠 孝子 彫刻4回生(京都市立芸術大学)
「パズル、私」 パズル、のり
「メモリアルツリー(完璧に)」 陶土、銅縁釉(右)
「ものごとを真剣に考えてみる(しりとりのように)」 樹脂
「みかん」 樹脂、ラッカー(下)
松井 亜希子 版画4回生(京都市立芸術大学)
「カレードスコープ的風景」 銅版用インク、ハーネミューレー紙
「カレードスコープ的風景」(手前ー部分) 銅版用インク、ハーネミューレー紙
「這いずる木」 銅版用インク、ハーネミューレー紙
「飼いならされた木々」 銅版用インク、ハーネミューレー紙
「濃密な暗闇」 銅版用インク、ハーネミューレー紙
村上 滋郎 油画院2(京都市立芸術大学)
「ダサイワールド」 ミックストメディア
「ダサイワールド」(部分) ミックストメディア
 

第4期 2007年9月15日(土)- 9月27日(木)
第2会場 サントリーミュージアム [天保山]

石川 直登 彫刻院1(京都嵯峨芸術大学)
「roots」 木(楠、銀杏)
「roots」(部分) 木(くるみ、銀杏)
矢野 夏奈子 版画4回生1(京都精華大学)
「tool/vol.1」 楮(こうぞ)
「tool/vol.1」 楮(こうぞ)
田辺 朋宣 洋画卒業(京都造形芸術大学)
「人物(女の子)」 アクリルその他
岸本 寛興 芸術表現院1(京都造形芸術大学)
西田 菜実 絵画院2(京都市立芸術大学)
「つづくイチゴ」 麻紙、膠、色鉛筆 183 X 110 cm(上5点)
「はじめましてイチゴ」 麻紙、膠、色鉛筆 59.4 X 42 cm(下2点)
「はじめましてイチゴ」 麻紙、膠、色鉛筆 59.4 X 42 cm(各)
藤本 絢子 油画4回生(京都市立芸術大学)
「はなむけ」 アクリル(左)
「Burnt Field」 アクリル(右)
「はなむけ」 アクリル(右)
伊藤 彩 油画3回生(京都市立芸術大学)
サントリー賞受賞(10月1日〜10月23日サントリーミュージアム天保山にて引き続き展示されます)
「プライベートビーチ」 アクリル、チュール布(左)
「プライベートビーチ ドローイング」 アクリル(右)
「犬」 アクリル、モーター、針金(手前)
堀 園実 環境造形院1(沖縄県立芸術大学)
「32の椎骨は最後の重力を感じのびきる」 漆喰
「32の椎骨は最後の重力を感じのびきる」(部分) 漆喰
奥田 耕司 芸術院1(京都嵯峨芸術大学)
「im-plants」 木(桂)
「im-plants」(部分) 木(桂)
木崎 健史 彫刻卒業(成安造形大学)
「KANATA #18」 コンクリート
「KANATA #18」 コンクリート
 
サントリー賞受賞者
土手内 友昭 メディアアート4回生(京都嵯峨芸術大学)
伊藤 彩 油画3回生(京都市立芸術大学)
受賞者作品は10月1日(月)ー10月23日(火)サントリーミュージアム[天保山]にて再度展示されます。
(選考者:サントリーミュージアム[天保山] 学芸員:冨田、岡田、植木、河崎、大島各氏)
選考委員総評:
 作家の意気込みや熱意が非常に強く感じられる点、また、プレゼンテーションが非常に良いという点が全体的な印象としてあげられる。ただし、プレゼンテーションが逆にうますぎるような点もやや見受けられ、それが、作品としての表層的な印象を生んでしまっている点もあるのではないか。
 今回は、票が割れまして、対象者数を特に設けていなかったことから、2名に出すことになりました。
候補者及びその他の各評:
土手内さんについては、作品の発想やコンセプトがしっかりしている点が評価されました。また、ドローイングが面白い。
森糸さんは、独特の手法によって平面と立体の接点を探ろうとしているような点が興味深い。
奧田さんは、木を使った作品でありながら、空間に描くドローイングのようなしなやかさが感じられる点が面白い。
岡田さんについては、シンプルな手法でありながらも、タオルや一部が欠けた鏡などを使った表現が独特な示唆に富んでいる。
石川さんについては、オーソドックスな木彫を使って、興味深い形態が表現されている。
辰巳さんは、ジェソを使う独特の手法が評価されました。
伊藤さんは、独特の感覚にもとづく色やタッチの表現や、また、家族の肖像をもとにしたあらたなイメージと表現性の表出に大きな将来性が感じられるという見方がされました。また犬の立体作品も、非常にユニークで面白い。
田辺さんは、少女たちの顔を微妙に類型化させながら、それらを分類学的な方法を思わせるような手法によって大掛かりなインスタレーションとして展開している点が評価されました。
村上さんは、インスタレーションに独特の余裕と躍動感が感じられると同時に、個々の要素について、造形的にも、空間との関係においても、独自の世界観が表出されている。
 そのほか、候補にはあがりませんでしたが、
さんの作品については、極めてシンプルな形態のオブジェでありながら、深いマチエールと独自の存在感をかもし出している点が面白い。
木崎さんについては、場所との関わり方について自分の中でじっくりと向き合いながら作品に取り組んでいる点が面白い。
 
問い合せ先: ギャラリーヤマグチ クンストバウ 担当:田中清佳
〒552-0022 大阪市港区海岸通1-5-25商船三井築港ビル地階
tel:06-6577-0998 fax:06-6577-0995
e-mail k-bau@g-yamaguchi .com